インプラントによる治療といっても、実はいろいろな種類があることを知る方は少ないでしょう。
しかし、様々な紆余曲折の結果、現在の日本ではインプラントの治療といえば、チタンを人工歯根に用いた骨の結合による治療法が一般的になっています。
この治療法は、1950年代の初頭にスウェーデンの大学教授が、チタンと骨が結合することを発見したことに始まります。
その後の緻密な実験の繰り返しと数多くの動物実験によって、1965年に初めてチタンを人工歯根とする臨床応用が始まりました。
以来、その技術をベースに世界中でインプラントの治療に対する改良が加えられ、今も進化を続けているのです。
免疫反応やアレルギーが起こらない形で歯根を治療できるのはまさに画期的なことでした。
それまでは、歯を一旦失うと、ブリッジや入れ歯など、歯冠部分のみの治療しか行えなったからです。
インプラントのように歯根を人工的に造り、歯を治療しようとする試みは古くから人類の間で行われてきました。
しかし、異物に反応する人間の身体の素晴らしいしくみがかえってインプラント的な治療を拒否してきたのです。
そのような状況を打破し、チタンと骨の組織が一体化することが科学的に証明されたことはその後の歯の治療を根本的に変えてしまったといっても過言ではないのです。
現在のインプラントは、長期に亘って予後の良好な状態が期待できる、極めて信頼性の高い治療法に進化しています。
先進国を中心に世界30カ国、約60万人が治療したといわれるインプラントは現在では日本でも広く知られるようになっています。
インプラントが日本に導入されたのは1983年のことでした。
比較的、歴史は浅いとはいえ、すでに四半世紀が経過していることになります。
日本にもインプラントの治療が出来る歯科医師の数が飛躍的に増え、多くの人がインプラントを身近なものとして感じることが出来るようになっています。
インプラントによる患者への負担も、導入当初と比較して、現在ではとても小さなものになってきているのです。
インプラント治療まるわかりナビは、インプラントについて解説しています。
インプラントの治療期間は、通常の歯の治療に比べて長くなることが普通です。それはインプラントには他の治療とは違ういくつかの特徴があるからです。その一つが、骨の結合を行うための時間が必要だということです。・・・・
